慌ただしい足音が扉の向こうに響いて表情を引き締める。引き締めなくてよい相手はこちら側にいる一人だけだ。

「スラファトを討ち取りましてございます!」

 自身の手柄であるかのように誇らかに、現れた部下は報告した。これで三人目。着実に相手の戦力と、恐らくは精神力をも削り取っている。仲間を減らしながら近づいてくる宿敵――正義の味方たちの。

「こちらの被害は」

「……は。――ミルザム様が、相討ちに」

 ああ。

 ほんの一秒、(まぶた)を閉ざして(いた)む。長く感傷に浸ってはいられない。

「名誉の戦死を讃えるのは後だ。――一番の手()れがやはり残ったな。無理はさせるな、数はこちらが多い」

「よいか」

 続けて側近が実際的な注意と指示を与える間に、娘は祭壇に向き直って両方に背を向ける。この調子なら封印が解ける直前に、最後の一人がここに到達するだろう。それは封印が、あるいは宮殿の構造が()密な計算に基づいて成り立っているためか、それとも運命というものがそこまで面倒を見てくれるためか。

「いよいよですね」

 報告を届けた部下が去り、再び扉が閉じると、気を抜いてよいと示すように側近が声をかけた。そうね、と返したのは聞こえたという合図にすぎない。

 やがて部下たちは四人目を殺し、五人目が一人でここに辿(たど)り着くだろう。それが自分の最後のとき、悪の親玉が勇者に退治されるときだ。

 ()()神の宝を狙い、この世を我が物とせんと企む悪しき存在。人類の敵にして世界の敵。

 (きよ)()これと戦って企みを阻み、神の宝とこの世を守る勇者。正義の味方。

 そういうものなのだ。数千年の昔から、季節のように繰り返し続く攻防。

 魔姫と聖姫がどのように定まるのかは、当代の魔姫であるアダラにもわからない。自分がそうであることは、物心づくにつれて自然と理解した。やがて知識として魔姫の真実を知るウェズンと出会い、部下、あるいは手下とでも言うべき者たちを得た。そうなればその部下たちを使って神の宝を探し始めるのが当然で、そうすると当然聖姫が現れて立ちはだかった。

 自分が何者であるかを自覚しているアダラは、それらしい振る舞いを心がけた。野心から、欲望から、秘宝を狙う悪役を果敢に務めた。聖姫の仲間、また世の人々だけでなく、部下の多くも信じていよう。魔姫アダラは世界征服を企む猛き覇王であると。実情を知るのはウェズンぐらいだ。聖姫自身は、どうだか知らないが。

 実際のところ、秘宝になど興味はない。世界征服など以ての外である。できることならこんな運命など放棄してしまいたいものだけれど、放棄できるものを運命とは呼ぶまい。

 魔姫の役割は殺されることだ。悪の親玉として、聖姫に。勇者として魔姫を討つのが、聖姫の役割であると同じように。

 百二十年前には先代の魔姫が、秘宝を巡って先代の聖姫と争った。その百二十年前には先々代の魔姫が、先々代の聖姫と秘宝を取り合った。さらにその百二十年前の魔姫と聖姫も、アダラが今正に対峙している祭壇の向こう、ぴたりと閉じた扉の奥に眠る、同じ秘宝を間に戦いを繰り広げたのだろう。

 神の宝は決して魔姫の手には落ちない。勿論(もちろん)、聖姫の物にもならない。魔姫を討伐した後で、聖姫がその場に、あるいは場所を変えて、再び封印してしまう。次代の魔姫が探し出せるように手懸かりを残して。

 古くからの決まり事には幾つもの意味があった。

 例えば、秘宝の実在が忘れ去られないようにすること。在処が知れなくならないようにすること。伝承に誤りがあれば訂正すること。百二十年の歳月が曖昧にするそれらを、姫たちは確かめ、正していく。

 一定の期間ごとに封印を点検すること。魔姫が揺さぶりをかけて、びくともしなければそれでよし。問題があれば聖姫が(つくろ)い、封じ直す。

 魔姫でも聖姫でもない他の何者かが、秘宝に手を出さないようにすること。神の宝とは魔姫が求め聖姫が守るものであり、第三勢力が参入してよいようなものではないと印象づけること。在処を示す手懸かりも、封印を解く手懸かりも、姫たちに関係の深いところにあるから、万一手を出す者があれば、まず確実にどちらかには伝わる。その場合は変則的に、魔姫が聖姫と並んで秘宝を守る側に回ってもよいのだろうか。

 ――正義が悪に勝つ、ということを体現すること。だから魔姫が悪を引き受け、聖姫が正義を担当する。大がかりな戦いの形を取る。そうでなければ力を合わせた方が平和でよいに決まっている。

 正義が悪に勝つようにという、これは祈りの儀式でもある。雨乞いや戦勝祈願に似て、しかし遙かに長い期間と大きい供物を必要とする。悪を表す魔姫が正義を表す聖姫に討たれる如く、全ての悪は正義に敗れるようにと。そしてこれが事実上唯一の、代々の魔姫が魔姫であろうとしてきた理由だった。他のことは別の方法を採ることができるかもしれないが、全体が儀式であるというならどうしようもない。もしも魔姫が勝ってしまえば、正義が悪に敗れるよう祈願したと同じことになるのだ。

 いつから始まったのか、誰が始めたのかも知れない、遠い遠い昔に定まった運命。

 殉じていった幾多の姫たちに、アダラも今、続こうとしている。

「去っても、よくてよ」

 ふとアダラはウェズンに呼びかけた。

 魔姫にしても聖姫にしても、天涯孤独であることが多い。家族親族がいては何かと面倒なのだろう。ウェズンという支え手を用意したのは運命か、幸運か。一人きりで背負うには、流石(さすが)に重い。

 ウェズンは魔姫としてのアダラの最初の仲間であり、側近であり参謀であった。先代の魔姫と親しかった者の子孫であるとかで、悪の烙印を押されて死んでいった娘の実際を聞いていたらしい。そうした運命をわかっていてよく寄り添う気になったものだけれど、あるいは魔姫の秘密を伝えてきた家の誇りなのかもしれない。

 仲間の多くは真実を知らない。共に世界征服を目指すつもりで集まり、今回こそ魔姫を勝利に導こうとして従っている。だから戦いは真剣なものになり、祈願の効力も増す。要するに騙しているわけだから気は咎めるけれど、それも魔姫の務めの一部なのだし、全てが予定されていること、一種の芝居であることなど、知らずに済めばその方がよい。

 けれども、ウェズンは知っているのだ。魔姫の敗北で全てが終わらなければならないことを。そのときが迫っていることも。戦う必要が、もうすぐなくなることも。

「あなたの運命は決まっていないもの。魔姫に殉じることはないわ」

 他の者たちにも言ってやりたい。適当に戦うふりをして、(くだ)るなり逃げるなりしてしまえと勧めてやりたい。しかしそれはこれまでの戦いも、これからの自分の死も無にすることである。

 せめて、一人ぐらい。

 誰より深く感謝を寄せる一人ぐらい。

 わかっていながらずっとそばにいてくれた一人ぐらい。

 一人ぐらい抜けたって、悪の組織が駄目になりやしないでしょ?

「……ええ。わたしには大それた運命などない。あるのは自由意志だ」

 少し間を置いて、青年は答えた。

「共に参りますよ」

 静かな声は普段と変わらない。受け流されたような気分でこっそり溜め息を()き、首をひねって見やったところが、微笑していて驚いた。目まで細めている。

 ……わかっていながらずっとそばにいて、今さら逃げる人でもないか。

 馬鹿なことをと(わら)われたにせよ、健気なことをと微笑まれたにせよ、いささか気に食わなくてアダラは唇を(とが)らせた。こういう仕草で子供扱いされるのだったと、それから思い出しても遅い。ウェズンは一層暖かい表情になる。(しゃく)だ。

 嬉しくないと言えば嘘になる。心強いと言わなければ不十分になる。けれどもその一方で、生き延びてほしいとも願う。それぐらい察せないわけでもなかろうに、言及もせずに無視と来た。それはそれでこちらの想いを(ないがし)ろにしていることにはならないのだろうか?

 と、思いついて口の端を上げる。

「じゃあ、そのときは褒美に珍しいものを見せてあげるわ」

「何です?」

「泣き顔」

 流石に予想外だったと見えて、青年は絶句して目を(みは)った。満足して娘ははっきりと笑う。辛さ、悔しさ、悲しみ、苦しみ、どんな涙でも飽きるほど流してやろう。共に死んだ後でなら。

 それは勿論、死ぬまでは誰にもそんな顔は(さら)さないという決意の表明でもあって。

「……それは是非、独占したいものだ」

 その返答はその決意を了解したという表明だった。

 聖姫がここへ辿り着くまで、実はもう何もすることがない。封印を解くために踏まなければならない手順は既に踏み終えた。今はひたすら待ち時間である。祭壇の前で突っ立って待っているのも間の抜けた構図だけれど、そういう仕様の封印なのだから仕方ない。できるのはせいぜい、この封印を手がけた先代の聖姫を恨むことぐらいか。聖姫が間に合わないのではないかと気を揉む必要はないわけだが。

「この宮殿て、いつのものなの?」

 さして興味もないから今まで訊かなかったことを、今もさほど興味はないが暇潰しに問うてみる。さあ、と返事はつれなかった。

「あら、調べてないの」

「秘宝には関わらないので」

 ウェズンは肩を(すく)めた。

「百二十年ほど前に封印の場として使われたのですから、その時点で古城ではあったのでしょうが」

「ま、お城って様になるものね。便利だし」

「便利」

「部屋や廊下で区切れてて。洞窟だとそうはいかないでしょ」

 先代のときにもこの秘宝はここにあったらしい。場所を変えずにそのまま封印したということは、より適切な隠し場所を思いつかなかったということだろうか。当代の聖姫はどうするつもりだろう。三回続けて同じ場所というのも芸がないけれど。

「便利かどうかは使い方によるでしょう」

「使えるわよ。――先へ行くに連れて仲間が減る、って演出に」

 アダラは呟いた。

 向こうもそれぐらいは苦しまなければ不公平だ。正義の味方としての勝利が約束されているのだから。悪の汚名を着ての敗北と死しか待ち受けていない魔姫とは、そのままでは雲泥の差ではないか。

 それに――仲間は、こちらも失っている。今日この日が来るまでに、幾人も。聖姫の仲間と相討ちになって、つい先ほども一人が果てたという。亡骸(なきがら)と対面する機会ももうないだろう。遠からず本人に追いつけるだろうけれど。

 最終決戦の舞台であるこの宮殿に入ってきてからは、聖姫の仲間は見事に一人ずつ欠けていっていた。今では聖姫を含めて二人きり。あの中では最強の剣士と言え、聖姫とは単なる仲間や友人の域を越えて恋仲になっているらしい、いかにも最後まで残るに相応(ふさわ)しい青年が残っている。

「ちょうどあと一人であと一部屋だしね」

「フルドが勝つと思うのですね」

 今頃聖姫たちと戦っているはずの仲間の名をウェズンは出した。そう願いたいわ、とアダラは返す。

「でも、フルドは優しいから。恋人の目の前で殺すのは、って(ちゅう)(ちょ)しかねないでしょう。……命取りにならないといいけど」

「その心配ならいりませんよ。向こうこそ甘いんですから、その場合は借りがあるのどうのと言って命は助けるに決まっています」

 確かに。

 そうして仲間が生き残るとすれば、少しは嬉しいと言おうか、慰められるけれど。……本音としては、仲間が勝ちあの剣士が敗れて、聖姫が独りになってしまえばよいと思う。正直、そう思っている。自分に対して()()()しても仕方がない。

 (うらやま)ましい。

 憎らしい。

 おまえも苦しめ。

 悪人らしい思考で結構ではないか。

「あ」

「来ますね」

 足音を聞きつけて声を立てると青年は応じた。ここへと続く最後の廊下は、意図してそうしたかのように、ちょっとした物音でも大きく反響する。

 アダラは魔姫の顔を作った。告げられるのが仲間の勝利でも浮かれてはならないし、敗北でも取り乱してはならない。別に魔姫は浮かれても取り乱しても構わないけれど、部下の前で素に戻るわけにはいかない。

 ――すぐさま聖姫たちが駆けつけてきたら、素に戻っている時間はもうない。

「ウェズン」

「手短に」

 声をかけると青年はぴしゃりと返した。最初からそのつもりの娘は、足音が扉の前に来るぎりぎりまで待った。

「――ありがとう」

 口にした次の瞬間に扉が開いた。

 驚いた様子で振り返ったのを視界の(すみ)(とら)えて、してやったりと思いつつ飛び込んできた部下に向かう。

「姫、シェリアクとヴェガを討ちましたぞ!」

「そうか!」

 間髪を入れずに叫んだ。(よう)した顔を見、声を聞けば、仲間の安否は聞くまでもなかった。勝利の報はどうしても一時の優勢としか受け取れないのだけれど、仲間の無事は純粋に嬉しい。

 あとはあの忌々しい聖姫だけ、と用意していた台詞(せりふ)を口にしようとして――報告の内容に、初めて気がついた。

 ……聞き違えたのだろうか?

 不意にウェズンが前に立った。アダラの表情を隠すように。

「確かか?」

「はっ!」

 一片の迷いも躊躇いもなく、力強く頷くのが死角にいてもわかる。

「ヴェ――」

 打って変わって(かす)れそうな自分の声が遠くに聞こえた。

「聖姫を――討ったか」

 微笑みを浮かべて青年は事切れていた。ただ一人遺される聖姫を最期まで励ましたのだろう。この青年の穏やかな顔つきを見る機会など思えばなかったなと、アダラはぼんやり考えた。

 投げ出した片手の上に、その聖姫の片手が重なっている。起き上がれそうにない体を引きずり、精一杯に腕を伸ばして、薄れる意識と痛みの中で求めたのだろう愛しい相手。

 仲間であり恋人である最後の一人を失った娘は、錯乱したように叫び声を上げながら、めちゃくちゃに剣を振り回したという。少しでも早く仲間の元へ送ってやった方が幸せだろうと、皮肉でもなく周りが感じたほどに。深手を負って床に倒れた娘の手が、青年の手に届くのをフルドは待った。二人の手が繋がったのを確かめて、そして――一思いに。

「すまないね。一対一で対峙してみたいと、いつだったか言っていたのに。……見ていられなかった」

 戦いの勝者というよりも、患者を救えなかった医者のような顔を、フルドはしていた。

 愚かな娘よ、とアダラは呟く。何のために仲間たちが命を捨てて、自分を先へ進ませたと思っているのか。――何のために。

「……封印の間へ戻る。もう邪魔も入るまいが、今しばらく頼む」

「御意。姫」

 少しだけ冗談めかした口調でフルドは応じ、アダラは(きびす)を返した。何も言わずともウェズンが従う。

 封印の解放は目前だった。扉の紋様が発光し始めている。じきに手にできてしまうではないか、神の宝を。

「……どうしたらいい」

 想像以上に途方に暮れた声が出た。

「どうしたらいい、ウェズン!」

「落ち着きなさい!」

 一(かつ)した青年も、

「フルドには……みなにではなくとも一部には伝えておくべきだった。失策だ」

 口の中でぶつぶつと言う様子に当惑が表れている。こうなるはずでは、こうできるはずではなかったのだ。

 殺すなと言い含めておかねばならないとは考えたこともなかった。殺せるはずがないと認識していた。魔姫と聖姫の運命は表裏一体だ。魔姫を討つのが使命である以上、それまでは生きているに決まっている。生かされているに決まっている。――のでは、なかったのか? 強制力はないのか、運命なのに?

 と、両肩をつかまれて(ひる)む。いいですか、とみつめる目はかつてないほど真剣で恐ろしくさえあった。

「あなたが魔姫に違いないなら答えは一つだ。ヴェガは聖姫ではなかった」

「ありえないわ!」

「ありえなくとも!」

 仰天して叫べばウェズンは畳みかけた。

「そうでなければならない。いいですか、アダラ。我々は騙さなければならない。人も神も我々自身も。本物の聖姫は別にいる」

 嘘だ。

 対峙すればわかる。痛いほどわかる。ヴェガは間違いなく自分のための聖姫だった。ああ、これが自分を殺す人間かと、一目見てすっと了解した。あれが誤解だったとでも言うのか、誤解にできるとでも思うのか?

 ……不変と信じた運命が(くつがえ)った今、そんなものは当てにならないのかもしれないが。

「……ヴェガが、生き返るかもしれないわね」

「それでも結構」

 ヴェガが聖姫であることに疑いを挟むのであれば、アダラが魔姫であることも同じだけ疑わしくなる。なればそこだけは譲れなかった。思いを汲んだか、(こだわ)りがないのか、ウェズンはただそう認めた。

「いずれにせよこれからは、運命の上に胡坐(あぐら)()いて待っているわけにはいきません」

 その言いように、娘はつい皮肉めいた笑みをこぼした。待っていれば聖姫の方から殺しに来た今までとは違う。多くの人間は座して待つどころか、()ってでも遠ざかろうとするであろう最期のときを、手を尽くし、力を尽くして招き寄せねばならないとは。

「となると、残党狩りかしら」

「そうですね。常に行動を共にしていた戦闘員ばかりが仲間とは限らない」

「聖姫を蘇らせようと試みる人がいるかもしれない。いなければ、焚きつけるわ」

 言ってから、これでは自分自身で働きかけるつもりのようだと思った。流石にそれは難しかろう。(ゆだ)ねることになる。他の誰かに。

「知らせますか。フルドに」

 ウェズンはそう問うた。

 魔姫の真実を打ち明けて、降って湧いた難題に共に挑むことを求めるか。こうなった今となっては、真実の告白は平時よりも重い意味を持つ。

 アダラは唇を引き結んだ。それもこれもあの娘の弱さ、浅はかさ、覚悟のなさが引き起こしたのだ。仲間の後を追うのなら、使命を果たしてからでも遅くなかったろうに。誰かを殺しに来ておきながら、身内が殺されることは想定していなかったのだろうか? 正義に認定されている身といえど?

 ()(はや)、自分しかいない。自分が負うしかない。ならば、負ってやろうではないか。あの娘が放棄したものを。否、あの娘が放棄したことで、より重くより辛くなり、見本となるべき先例すらなくなったものを。

 見てなさい。

 おまえが投げ捨てたものは、わたしたちがきちんと終わらせる。

「誰に知らせるかは慎重に考えましょう。――でも、まずは」

 扉に目を向けた。紋様の輝きはますます強まっている。あと、(わず)か。

「弔いね。ミルザムと、――ヴェガたちの」

「御意」

 主従のやり取りの、一呼吸後。

 封印の扉は人の手によらず開いて、神の宝を魔姫の前に曝した。訪れてはならなかったはずの瞬間だった。

<End>

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