君の居場所つきとめて まっしぐらに駆けつけて

その腕の中飛び込めたらいいのに

思うに任せぬ僕は ここに縛られたままで

受け身に君の訪れを待ってる

花びらくるくるちぎって

来る、来ない、来る、来ないと 今日を占いながら

昨日の君が来なくても 松帆の浦の夕凪に

今日の君こそ来てくれる 信じているのいつまでも

姿も見られず時が経つ 焼くや藻塩の身も焦がれ

悶える僕を どうか思い出してください

風の吹かない静かな 夕暮れに染まる浜辺

藻を焼く火が紅く紅く燃える

君を恋い慕う僕の 心の具現のように

紅く紅く熱く熱く燃え立つ

最後の日から指を折り

いつ来るの、今日は来るの ひとり呟きながら

募る不安はそのままに 松帆の浦の夕凪に

変わらぬ想いの証です 求めています君のこと

声も聞かれず時が経つ 焼くや藻塩の身も焦がれ

愛しいひとよ どうか思い出してください

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